あの日の先生 （3） 後編：横山ミチル

内容紹介

ついに先生と生徒の一線を越えた朱希子と蒼太。しかし翌日、蒼太が登校してみると、そこにはいつもと変わらぬ教育実習生・朱希子の姿があった。これが大人なのかと感心しつつも少し寂しさを覚えた蒼太。だが、また先生が来てくれると信じて、その日の夜も例の海岸に出向く。すると、期待通り朱希子はやってきた。以来、毎夜逢瀬を重ねる二人だったが、ついにその時は訪れる。朱希子が教育実習を終え、東京に戻る日がきたのだ。最後の日、朱希子は蒼太を誘い、地元能登の名所を巡る。そのまま一晩宿泊した二人は、別れを惜しみ、互いの肉体を貪り合うのだった……。

©横山ミチル